1993年。はじめて買ったコンピュータはMacintosh Quadra650でした。
大阪日本橋の電気街に買いに行きました。即金で買うといえば値段交渉がしやすいと聞き、現金を持って。
本体とモニターとキーボード(Apple Adjustable Keyboard)で合計30万円は下らなかった記憶があります。
RAM 8MB、HDD 230MBと今では考えられないほど貧弱なスペックでした。
当時すでにSteve Jobsはアップル・コンピューターを追われていましたが、ぼくは彼の名前も知らず、もちろんその功績も知りませんでした。
ただ、Mac系の雑誌に乗っていた「MindTop」というコンセプトモデルを見て、アップルはクールなコンピューター会社だと漠然としたあこがれを持っていました。
そのQuadra650は大学時代を通じてよきパートナーとして仕事(バイト)に遊びに、大いに活躍してくれました。
その後、仕事ではIBM Thinkpadを使うようになったこともあり、Pippin@やMac互換機、WindowsとのUI裁判を傍目にみつつ、Macからは遠ざかっていました。
2006年にiBookを購入したのをきっかけに、ようやく再びMacユーザーに戻りました。
素敵な白い筐体のポータブルマシンです。
iBookはアルミ筐体のMacbookになり、奥さんにポリカーボネートのMacbookホワイトを買い、チューイングガムのiPod ShuffleでiPodデビューをし、iPod touchに買い替え、奥さんはiPhoneを持つようになり、iPadは発売日に手に入るよう予約購入をしました。
我が家のコンピュータ環境は、いまやWi-Fiにいたるまでアップル製品です。
現在のメインマシンはMacbook Air(13inch)。RAM 4GBでHDDではなく128GBのフラッシュストレージを積んでいます。
18年前とは隔世の感があります。
毎年数回行われるJobsのキーノートを夜中に起きて見る(ライブログを追いかける)のが楽しみでした。
2008年のMacworldはMacbook Airが登場した年ですが、そのときのJobsの笑顔がいまも最高に素敵です。

Jobs and Macbook Air
そのMacworld 2008の数日前に書いたブログの記事が残っていました。
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もうじき,Macworld 2008。
去年の目玉はiPhone。
今年はMacBook nano? MacBook micro? MUM(Mac Ultra Micro)?
いずれにせよ,超軽量ノート型PCの登場が期待されている。
ラウンドアップ:もうすぐMacworld–注目はうわさの軽量ノート?:ニュース – CNET Japan:
2008年の基調講演でジョブズ氏は一体何を発表するのだろうか?Appleファンのみならず注目を集めるこのイベントを前に、軽量型ノートPCや映画配信に関する映画会社との合意などさまざまな憶測やうわさがウェブをにぎわせている。
もちろん,ぼくもウルトラポータブルを渇望しているひとり。
マックワールドに12インチウルトラポータブルが・・・ « maclalala:
筆者がどうしても欲しいのは、いつでもどこでもインターネットにアクセスできるウェブ端末だ。フォームファクターとしては、iPhone/iPod touch をより大きくしたタブレットに限りなく近いもの。
ぼくはタブレットタイプというより,
もう10年以上前に雑誌(「MAC POWER」だったと思う)で見た,MindTopのようなMacの登場を待っている。

そして10年前(1998年)を思うと,それはちょうど初代iMacが鮮烈に登場した年。

1998年、パーソナルコンピュータのデザインに革命が起きた。iMacの登場である。
同じ時期にアップル・コンピュータが展開していた「Think different.」キャンペーンも記憶に印象深いものだった。
そう,なぜこのエントリーを書いているかというと,Macworld直前だからということもあるけれど,直接には,ついさっき「Think different.」キャンペーンのビデオを見つけたから。
そして,そこで読まれている詩がとてもとても素敵だったから。
これは書き留めておかなければ。
Here’s to the crazy ones.
Here’s to the crazy ones.
The misfits.
The rebels.
The troublemakers.
The round pegs in the square holes.
The ones who see things differently.They’re not fond of rules.
And they have no respect for the status quo.You can praise them,
disagree with them,
quote them,
disbelieve them,
glorify or vilify them.About the only thing you can’t do is ignore them.
Because they change things.
They invent.
They imagine.
They heal.
They explore.
They create.
They inspire.They push the human race forward.
Maybe they have to be crazy.
How else can you stare at an empty canvas and see a work of art?
Or sit in silence and hear a song that’s never been written?
Or gaze at a red planet and see a laboratory on wheels?We make tools for these kinds of people.
While some see them as the crazy ones,
we see genius.Because the people who are crazy enough to think
they can change the world, are the ones who do.[引用:Think different.]
来週,アップルがぼくらに,また別の次元を見せてくれることを期待しつつ。
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このThink differentキャンペーンは企業広告の枠を超えて賞賛される、ある種の芸術作品ですが、今日Jobsの訃報に触れ、振り返ってみれば彼自身が芸術作品だったのかもしれません。
彼は大きな灯りでした。
素晴らしいビジョンで、素敵な未来に手が届くところまで、ぼくたちを連れて来てくれました。
こんなにワクワクするたくさんの作品をぼくたちに届けてくれました。
彼が亡くなって、未来を照らす光がすこし翳ったかもしれません。
もちろん、彼を継ぐビジョナリーはいて、遠い未来を違う光で照らし出してくれるでしょう。
でももう、あのいたずらっこのような、ちょっと自慢げでちょっとはにかんだ笑顔で、ぼくたちをワクワクさせてくれるJobsを見られないのが、いまはとても残念です。
ありがとう、Steve。安らかにお眠りください。
変わり者に幸あれ。
変わり者たちに幸あれ
厄介者に
反抗者に
トラブルメーカーに
四角四面の穴に穿たれた丸い杭に
ものごとを違った目で見ることのできる人たちに。彼らはしきたりを好まず
現状維持に固執しない。彼らを
褒めそやしてもいい
否定してもいい
引き合いに出してもいい
疑ってかかってもいい
讃えても,あるいはけなしてもいい。ただおそらく,彼らを無視することはできない。
なぜなら彼らは変化を起こすから。
彼らは,
発明する
思い描く
癒す
探求する
創造する
鼓舞する人類の歩みを先へと押し進める。
おそらく変わり者は違いない。
さもなければどうやって
真っ白なキャンバスに芸術作品を見出せるだろう?
沈黙の裡にいまだ書かれたことのない詩を聴くことができるだろう?
赤い惑星の上を走る探査機を想像することができるだろう?われわれはこうした人々のためのツール(道具,手段)を作ろう。
彼らを変わり者と呼ぶひともいるだろうが,
われわれは彼らに天才を見る。なぜなら,
自分は世界を変えられると思う変わり者こそが
それを成し遂げるのだから。

(credit: jonathan mak, http://jmak.tumblr.com/post/9377189056)
