素数ゼミというと横山秀夫の短編集「臨場」が真っ先に思い浮かびました。
周期ゼミ(素数ゼミ)は世界で最も長生きする昆虫の1つだが、寿命が奇妙なほど正確である理由は誰も知らない。周期ゼミはきっかり13年または17年だけ生きる。このセミの生物時計がこれほどまでに正確な理由を説明するモデルを、日本の研究者たちが提示している。
この短編集は「終身検死官」という異名をもった検死官が主人公(または副)のオムニバス小説。
主人公である検死官・倉石の人物造詣の濃さが少々鼻につくものの,胸を打つエピソードや深く考え込むエピソードを交えて横山秀夫ワールドが展開しています。
その「臨場」の最終話が「十七年蝉」。
奇妙な符号の一致を見せる事件がきっかり17年ごとに起こり,それによって,暗い過去を背負ったひとりの若い刑事の運命の歯車が苦しげな音を立てて回り始める。。。というお話し。
短編集の締めくくりとしては非常に,重いです。










