すこし前に(といってももう,ひと月も経っていた!)メールを受け取りました。
stevenson collegeに行きたいと思っていて
行っていた人の話を聞きたくて検索していたんですが
なかなか見つからず
唯一見つけたのが植木さんのプロフィール
だったというわけなんです。
突然で失礼かもしれないとは思うんですが
よろしければお話聞かせて頂けませんか?
お聞かせできるほどのことは何もないんですが,ちょっと書いてみます。
まずぼくの場合,留学というよりも遊学と言ったほうがよさそうです。
1.目的
かつて「東京」に対する苦手意識を克服するために監査法人の大阪事務所から東京事務所へ異動を希望したのと同じく,「外国人」に対する苦手意識をなくしたい,という気持ちと,なんとなく外国に住んでみたい(旅行で滞在するのではなく,生活してみたい)という思い,そういうのが前提にあったので,長期滞在のための手段としてスチューデント・ビザを取りました。そういう意味で,遊学。
2.場所
場所は,はじめからイギリス(しかもスコットランド)と決めていました。エジンバラが好きだったので。
それでスコットランドを中心にスチューデント・ビザをとりやすい学校を探したところ,エジンバラにあるStevenson College of Edinburghというところが試験なしで入学できるということだったので,そこを選びました。
学校に関する情報は,ブリティッシュ・カウンシルの留学フェアみたいなのに参加したのと,ウェブサイトの学校検索を利用しました。
3.期間
期間は,とりあえず1年は住みたいと思っていたので,とりあえず1年というのは決めていました。
奥さんが当時東京で働いていたので,単身渡航となると,1年が限度かなとも思いましたけど。
それに加えてたしか,2004年頃から,スチューデント・ビザも1年ごとに更新が必要になったと記憶しています。
それ以前は3年とかいう長期間も申請可能だったそうですが,9.11以降厳しくなったらしいです。
4.費用
Stevensonは公立のカレッジなので,授業料は相対的に低めでした。
ぼくが通っていたのは,EFL(English as a Foreign Language)というコースでこれは9月から1月,1月から6月の2つのセメスターに分かれていて,半期で2,400GBP,通期で4,500GBPでした。
ぼくの場合,カレッジが斡旋してくれるホームステイ先に1年間ずっとステイしていましたが,その費用が1週間80GBP(朝夕食事つき)でした。
50週間くらいいたので,4,000GBPかな。
その他もろもろ(旅行とか映画とか書籍とかの遊興費)を考えも,当時のレート(200円=1GBP)で300万円はかからなかったと思います。
5.人生における位置づけと影響
人生における位置づけとはまた難しいですが,監査法人で6年くらい働いたので,小休止というところでしょうか。
カレッジの友達にはよく,「ロングバケーションで来た」と言ってました。
人生における影響となると,これは大きいです。
イギリスに留学するひとは,圧倒的にヨーロッパ(大陸)のひとが多く,日本人を含めてアジア人は例外的です。
ですので,ヨーロッパの友人がたくさんできます。彼らも英語を勉強しているので,英語でたくさん会話する環境が自然とできます。みんな下手なので平気のへいざです。
日本に来てくれたりもして,まだ交流を続けられています。最近はメールとか季節の手紙とか,Facebookとかで。
世界が広がります。ものの考え方が(少し)変わります。
なにより30歳をすぎて,ビジネスと無縁の新しい友人ができたことは,新鮮な感動です。
正直にいうと,1年では帰国したくない気分でした。
いまは,いつかあちら(イギリスか,大陸のどっか)に住みたいなーと思ったりしています。
6.留意点
留学する前は,留学の失敗談なんかも聞いて少し心配したこともありました。
たとえば孤独感にさいなまれるとか,途中でイヤになって帰国するとか。
身の回りでたしかにそういう人も何人かいます。ぼくが向こうにいたときも,数少ない日本人留学生のひとりは,学校にもホームステイの生活になじめず「早く帰りたい」と言っていました(たしか早期帰国したような記憶が)。
思うに,留学が充実したものになるかどうか,ひとつは運です。
Stevensonというのは海外からの留学生をたくさん受け入れているだけあって,体制がしっかりしています。
留学生用のオフィスも,ヨーロッパ(EU)諸国からの学生用と非EUからの学生用で別にあるし。
ぼくは留学の準備を全部ひとりでやりましたが,カレッジ側の担当者が非常に丁寧で迅速に対応してくれました。
ジェニファーっていう女性でしたが,向こうでもいろいろ相談するなどしてお世話になりました。
そこがどういう学校かは,最終的には行ってみないとわからないので,そういう部分では運ですが,事前の印象としてジェニファーの対応は非常によかったです。で,実際に教師陣もすばらしかったです。
ホームステイ先こそ自分で選べないと思うので,運まかせになりますね。
友人のなかには,食事付で約束したのにほとんど準備してくれなかったり,いわゆるレンジでチンな食材ばかりだったり,「あれはダメこれはダメ」と言われて難儀をしているひともいました。
ぼくはカレッジが斡旋してくれたホームステイ先がとてもよかったです。これはほんとに運が良かったなあと思いました。
まあでも,カレッジに斡旋を頼むと,あとでフォローもしてくれるので,自分で探すよりはリスクは低そうです。
個人的には,留学斡旋会社を使うんではなくて,全部自分で準備することをオススメします。
上に書いたように,学校の対応も分かるし,あとでフォローを求めることもできるし,なにより自分の心の準備になりました。
ひとつは運と書きましたが,もうひとつは自分の心がけで留学は充実もするし,逆もありうると思います。
なによりも「オープンマインド」。
自分が来たくて来たんだから,思い切り楽しまないと。
ぼくは「留学しにきたんだから,英語を身につけないと」とか「日本人は受け容れられるだろうか」とかあまり考えずに気楽に行ったのがよかったのかもしれません。
毎日毎日楽しかったですよ。
9時から14時くらいまでカレッジで授業(午前の2時間は一般英語,午後の2時間はビジネス英語)をうけて,授業がはねたら友達の家に行ったり,映画を見たり,本屋でコーヒーを飲みながら本を読んだり,アーサーズシートに登ったり,ボタニカルガーデンで写真を撮ったり。
そういう具合に楽しめないひとが,悲しくも早期帰国したりするんじゃないかなと思います。
エジンバラでは日本人留学生がぼくを含めて5人でしたが, 上に書いたひとり以外はみんな「オープンマインド」でした。
ちなみに,ぼくを除く4人のうち,ふたりは19歳でイギリスの大学へ行く試験準備のための留学をしている女の子たち,ひとりは25歳でStevensonに音楽(ギター)の勉強をしにきた男の子,もうひとりは30歳で会社を辞めてきた女性でした。
早期帰国したのは30歳の女性。彼女は日本とイギリスの違いばかりに目が行って,日本が恋しい恋しいと言っていました。
ちょっとと言いつつ,ずいぶん長くなってしまいました。
参考になればうれしいです。










今監査法人に勤めているものです。一年間の留学で英語力はどのくらい伸びましたか?また、留学の準備にどのくらいかかりましたか?
監査法人に勤務したときに受験したTOEICスコアが630点で,帰国したときのスコアが935点でした。 630と935の間には期間的に5年のブランクがあり,Before/Afterでないので,あまり比較にはなりませんが。 留学準備は年明けから始めました。4月には入学許可が降り,6月にはホームステイ先が決まりました。事前に英会話学校とかには通っていません。スチューデント・ビザは出発ギリギリの8月に取りに行った記憶があります。
大変参考になりました。また留学に関する話題を書いていただけるとうれしいです。ありがとうございました。
どうもありがとうございました!!
学校と人とよさそうなのでよかったです。
9月から行くことになりました。
ホームステイが。。すごく安くないですか!?
学校の斡旋の資料に載っていたのは確か倍くらいでした。。
でも楽しんできます!!
ホームステイの料金は改訂されたか,ぼくの記憶が間違っているのかもしれません。
でも確か,2週間に一度160ポンドを渡していたように憶えています。。。
ぜひ楽しんできてください。楽しむ気持ちひとつで全然違いますから。
ぼくもできれば今年中にスコットランドに行きたいなーと思ったりしています。